細胞に栄養しまい病原体撃退 植物の戦略判明、京大

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 病原体に感染させた、普通のシロイヌナズナ(左)と糖を細胞内へ輸送できないようにしたもの。普通のものより葉に斑点が増え、感染が拡大している(京都大提供)

 病原体が侵入してくると、植物は自己の細胞の中に栄養分をしまい込んで奪われないようにし、追い払っていることが分かったと、京都大や徳島大、奈良先端科学技術大学院大などのチームが24日付の米科学誌サイエンス電子版に発表した。

 チームによると、これまで植物に抗菌物質を作り出す防御反応などがあることは知られていたが、「今回の成果は全く別の概念。新たな農薬の開発につながる可能性がある」としている。

 植物は普段、栄養分となる糖を細胞の中だけではなく細胞外にも保有しており、病原体はこの糖を奪い、増殖しようとする。