遺族年金の男女差「合憲」

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 最高裁判所

 遺族補償年金の規定が、夫を亡くした妻を無条件で支給対象とする一方、妻を亡くした夫には年齢制限を設けていることが、憲法の「法の下の平等」に違反するかどうかが争われた訴訟の上告審判決で、最高裁第3小法廷(山崎敏充裁判長)は21日、「規定は不合理でない」として合憲との初判断を示した。

 最高裁は就労状況について、男性より女性の方が(1)働く意思と能力がある人の総数である労働力人口が少ない(2)平均賃金が低い(3)非正規労働者が多い―と指摘し、妻側を手厚く扱う規定には合理性があると判断した。裁判官5人全員一致の結論。