北大保管アイヌ遺骨は返還で和解 札幌地裁、一連の訴訟終結

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 札幌地裁での和解成立後、記者会見する浦幌アイヌ協会の差間正樹会長(中央)ら=22日午後、札幌市

 1930年代に北海道浦幌町から掘り出され、北海道大が保管するアイヌ民族の遺骨64体の返還を浦幌アイヌ協会が求めた訴訟は22日、北大側が遺骨を返還することで、札幌地裁で和解が成立した。北大に対し3次にわたり提訴されたアイヌ遺骨返還訴訟は終結した。

 原告側によると、和解の対象は返還を求めていた遺骨64体に、北大側が新たに提示した12体を加えた計76体。浦幌町への搬送や埋葬の費用は北大側が負担する。

 訴状によると、64体の遺骨は1934~35年に浦幌町で掘り出され、北海道大の医学部教授らが人類学の研究のため持ち去った。