福島県飯舘村の小学校、卒業式 6年前の教え子に笑顔

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 卒業式後、かつての教え子たちと握手する木幡貴彦さん(左)=23日、福島県川俣町

 東京電力福島第1原発事故で全村避難が続く福島県飯舘村の小学校3校の合同卒業式が23日、開かれた。同県川俣町の仮設校舎の体育館で、かつての教え子たちをカメラ越しに見つめていた村職員木幡貴彦さん(32)は優しい笑みを浮かべた。村の幼稚園の臨時教諭だった6年前、原発事故のため園舎で卒園式をできなかった無念が、やっと晴れた気がした。

 原発事故の翌週に控えていた卒園式は延期となり、2011年12月に村外の公民館で開かれた。みんなでたくさん練習した歌も歌えずじまいだった。「子ども達が頑張ってきたことを何一つさせてあげられなかった」と、ずっと悔やんでいた。