一人芝居「土佐源氏」続け50年 記念公演、高知

  このエントリーをはてなブックマークに追加 
 一人芝居「土佐源氏」の初演から50年になるのを記念した公演で、盲目の老人役を演じる坂本長利さん=25日午後、高知県檮原町の「ゆすはら座」

 高知県の山中に住む老人の話を基にした俳優坂本長利さん(87)の一人芝居「土佐源氏」が今年で初演から50年になるのを記念した公演が25日、作品の舞台になった高知県檮原町の芝居小屋「ゆすはら座」で開かれた。

 原作は、民俗学者の宮本常一(1907~81年)が同町を訪れて聞き書きしたとされる老人の一代記。盲目の老人が博労(馬・牛の仲買人)の経験や女性遍歴を披露する内容で、宮本の著書「忘れられた日本人」に収められている。

 1本のろうそくがともった舞台に、老人に扮した坂本さんがむしろをかぶって登場。軽妙な語りに、約300人の観客は時に笑いを漏らしながら聞き入った。