シャープ旧本社、解体工事に着手 買い戻しならず、跡地はニトリ

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 解体工事に向けた作業が始まったシャープの旧本社ビル=27日午後、大阪市阿倍野区

 シャープの旧本社ビル(大阪市阿倍野区)の解体工事に向けた作業が27日、始まった。跡地には、家具量販大手ニトリが単独で大型店舗を建設する。シャープの戴正呉社長が社員の士気向上のため買い戻しを目指してきたが実現しなかった。

 27日午前、数台のトラックが敷地に資材などを運び込んだ。ニトリの担当者が現場を訪れ工事関係者にあいさつする場面もあった。解体工事は8月末まで行われる予定。

 シャープは昨年3月、経営難から旧本社ビルをニトリに、隣接する「田辺ビル」をNTT都市開発に売却し昨年7月に本社を堺市に移した。シャープ盛衰を支えた旧本社は約60年の歴史に幕を下ろす。