世界初、他人のiPS移植

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 神戸市立医療センター中央市民病院で行われた、他人のiPS細胞から作った網膜の細胞を移植する手術=28日午後(同病院提供)

 理化学研究所などのチームは28日、目の病気の患者に、他人の人工多能性幹細胞(iPS細胞)から作った網膜の細胞を移植する手術を実施したと発表した。他人のiPS細胞を使った移植は世界初。患者本人のものを使うより準備期間が短く、費用も安くなる利点がある。iPS細胞を使った日本発の再生医療の普及に向けた大きな一歩となる。

 理研の高橋政代プロジェクトリーダーらが、神戸市立医療センター中央市民病院で臨床研究として実施した。「滲出型加齢黄斑変性」の60代男性に対し、iPS細胞から作った網膜細胞を含む溶液を注射針で目に注入。細胞が網膜に定着するのを待つ手法で移植した。