明大が発禁本などの目録を出版へ 表現抑圧の時代を物語る

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 明治大学図書館所蔵の「城市郎コレクション」の一部=28日午後、東京都千代田区

 明治期から戦前に国の検閲により発売禁止や削除処分などを受けた書物約1600点を含む目録(約9千点収録)を出版すると、明治大学図書館(東京)が28日、発表した。さまざまな表現や思想、信条が抑圧された時代の暗い世相を物語る資料。

 同館の山泉進館長は「発禁本の世界は、基本的人権、表現の自由に関わる非常に重要なもの。目録で自由の大切さを再認識してもらえれば」と話した。

 発禁本収集家の城市郎さん(2016年死去)から、晩年に寄贈を受けた書物の目録化を進めていた。研究目的で活用するほか、展示公開も検討している。