マレーシア、慎重姿勢に 北朝鮮協議、妥協せず

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 マレーシアのナジブ首相(左)とカリド警察長官(右)=25日、クアラルンプール(AP=共同)

 【クアラルンプール共同】北朝鮮の金正男氏がマレーシアで殺害された事件で、同国のナジブ首相は29日、正男氏の遺体の扱いや出国禁止措置の解除を巡る北朝鮮との協議について「平壌にいるマレーシア人の安全と、法の支配を重んじる主権国家としてのイメージを重視する」と語り、安易に妥協しない慎重な姿勢を強調した。

 国民の安全な帰国を最優先とする一方、「交換」対象とされる北朝鮮国籍の容疑者らの帰国を許すことで国際社会の批判が高まることを避けたい思惑があるとみられる。

 ナジブ氏は29日、報道陣に「とてもセンシティブな問題だ。しかるべき時が来たら声明を発表する」と説明した。