博多、もろい岩盤「対策不十分」 第三者委、陥没事故責任明示せず

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 福岡市のJR博多駅前の道路大規模陥没事故を巡る国交省の第三者委員会の会合終了後、記者会見する西村和夫委員長(中央)ら=30日午後、東京都新宿区

 福岡市のJR博多駅前の道路大規模陥没事故で、国土交通省の第三者委員会が30日、東京都内で3回目の会合を開き、陥没原因に関する報告書を取りまとめた。市営地下鉄工事のトンネル上部のもろい岩盤層の厚さが想定より薄く、亀裂が入ったこともあり地下水の圧力に対する安全性が不十分だったとした。

 報告書では、結果的に岩盤層の強度を実際より高く評価した設計となっていたと指摘する一方で、発注者である市と、施工した大成建設を代表とする共同企業体(JV)の責任の所在は明示しなかった。さらに地層の状況を事前に正確に把握することは難しかったとも指摘した。