訓練強行、雪崩予見が焦点 「絶対安全」に遺族不信感

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 2日午後、高校生ら8人が死亡した雪崩事故現場のスキー場に設けられた献花台の前で手を合わせる人たち。大田原高校卒業生の男性(左端)は「前途有望な若者の命が失われてしまったのはとても残念」と話した=栃木県那須町

 栃木県那須町のスキー場で登山講習中だった県立大田原高山岳部の生徒ら8人が死亡した雪崩事故は、3日で発生から1週間。雪崩注意報が出る中で実施された訓練について、講習会の責任者は「経験則から絶対安全と思っていた」と説明したが、遺族や犠牲者の友人らは「荒天で強行した判断は疑問」と不信感を強める。県警は業務上過失致死傷の疑いで捜査。雪崩を予見できたのか、安全管理面の判断に誤りがなかったのかが焦点になりそうだ。

 講習会は県高等学校体育連盟登山専門部が主催。責任者と引率教員2人が3月27日早朝、気象条件を考慮し登山を中止し、雪をかき分け進むラッセル訓練に切り替えた。