福島・いわきで桜開花

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 旧小名浜測候所で開花した、かつて標本木だった桜=6日午前、福島県いわき市

 東日本大震災の津波被害に遭った福島県いわき市の旧小名浜測候所で6日、桜(ソメイヨシノ)の花が開き、市民団体が開花宣言した。

 かつて標本木だった3本のうち1本で、基準となる5輪以上が咲いているのを確認した。平年並みの開花で、昨年より6日遅い。

 同測候所は海から300メートルほど内陸にあり、震災当時、桜も約60センチの高さまで波をかぶった。2008年に無人化されたため、09年以降、市民団体と測候所職員OBらが桜と梅の観測を引き継いでいる。

 開花宣言した団体の山内朋之さん(41)は「復興が進む町で、変わらず咲き続ける桜は心のよりどころになっている」と話した。