徳島の板東収容所100年で式典 ドイツ人捕虜第9演奏の地

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 「板東俘虜収容所」跡地で開かれた開所100年の記念式典で、あいさつする大阪・神戸ドイツ総領事館のベルナー・ケーラー総領事=9日、徳島県鳴門市

 第1次世界大戦でドイツ兵捕虜が人道的に処遇され、オーケストラを結成して演奏したことでも知られる徳島県鳴門市の「板東俘虜収容所」跡地で9日、開所100年記念式典が開かれた。大阪・神戸ドイツ総領事館のベルナー・ケーラー総領事は「敵が友達になった板東の地から、平和を推進するムーブメントが起きればいい」とあいさつした。

 板東俘虜収容所は1917年4月に開所。第1次大戦で日本はドイツの拠点だった中国・青島を攻撃。同収容所にはドイツ兵約千人が送られてきた。翌18年6月には、ドイツ人捕虜のオーケストラが、ベートーベンの「交響曲第9番」をアジアで初めて演奏したとされる。