版画家、儀間比呂志さんが死去 沖縄の風土、沖縄戦の悲劇描く

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 死去した儀間比呂志さん(2004年10月撮影)

 故郷の沖縄の風土や沖縄戦の悲劇を描き続けた版画家・絵本作家の儀間比呂志(ぎま・ひろし、本名博=ひろし)さんが11日午前3時15分、肺炎のため大阪府内の病院で死去した。94歳。那覇市出身。

 太平洋戦争で応召し、終戦後、復員途中に着いた大阪に定住した。油絵から木版画に転じ、創作絵本「ふなひき太良」で1971年に毎日出版文化賞。「鉄の子カナヒル」で76年にサンケイ児童出版文化賞を受賞した。

 沖縄戦をテーマにした木版画をライフワークとし、鮮やかな色彩に戦争の悲しみをたたえた版画で、数多くの絵本を制作した。