足尾鉱毒事件を実写映画化 「公害問題の原点知って」

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 上映会の後、製作した映画について説明する篠崎隆さん=2日、栃木県小山市

 明治時代、栃木県の足尾銅山から鉱毒が流出し、渡良瀬川流域に甚大な被害をもたらした足尾銅山鉱毒事件を取り上げた実写ドキュメンタリー映画を、茨城県筑西市の映像作家篠崎隆さん(83)が製作した。篠崎さんは「若い人たちに見てもらい、日本の公害問題の原点を知ってほしい」と話す。

 篠崎さんが鉱毒事件にのめり込むきっかけとなったのは1970年代初めごろ。渡良瀬川下流域に位置する旧谷中村(現栃木市)が強制廃村となり、1910年代に一部住民が北海道佐呂間町に集団移住したことを題材にした、版画家小口一郎(1914~79年)の荒々しく力強い作風にひかれた。