北朝鮮残留邦人「墓参りしたい」 異例の記者会見

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 記者会見する残留日本人の荒井琉璃子さん(右から3人目)ら、「ムジゲ(虹)会」のメンバー=19日、北朝鮮東部咸興(共同)

 【北京共同】北朝鮮からの情報によると、戦後の混乱で北朝鮮にとどまった残留日本人の荒井琉璃子(北朝鮮名・李ユグム)さん(84)が19日、東部咸興で記者会見した。日本を訪れて生き別れた両親の墓参りをしたいとの意向を明らかにし、「北朝鮮と日本が近しい国になることを願う」と述べた。

 北朝鮮から残留日本人の肉声が伝えられるのは異例。北朝鮮側には残留日本人の問題を糸口に、日本との対話再開を模索する思惑もあるとみられる。

 荒井さんは日本の植民地時代のソウルで生まれ、終戦前に現在の北朝鮮北東部、会寧に引っ越した。戦後、日本に引き揚げる途中で家族と離れ離れになった。