能楽師の大槻文蔵さんが講演 「感受性豊かな時期に触れて」

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 講演する能楽観世流シテ方の大槻文蔵さん=24日午後、大阪市

 能楽観世流シテ方の人間国宝、大槻文蔵さん(74)が24日、大阪市内で開かれた関西プレスクラブの会合で講演。全国の小学校で巡回公演をした経験を基に「西洋音楽が当たり前になり、日本の音に親しみを感じていない。感受性が豊かな時期に触れるのが大事だ」と強調した。

 大槻さんは大阪の能楽界の第一人者。学校での巡回公演は未来の観客を育てる側面も。「公演を忘れず、頭の引き出しにしまってほしいと語り掛けている。引き出しが増えるほど財産になりますから」と話した。

 大槻さんは、祖父が創設した大槻能楽堂(大阪市)を拠点に、上演が途絶えた作品の復活など多彩な企画に取り組んでいる。