野崎有以さんに中也賞贈呈 「詩は自分の居場所」

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 中原中也賞のブロンズ像を贈られる野崎有以さん(右)=29日午後、山口市

 優れた現代詩集に贈られる中原中也賞の贈呈式が29日、山口市であり、今年の受賞作「長崎まで」(思潮社)の作者で東大大学院生野崎有以さん(31)=東京都=にブロンズ像などが贈られた。野崎さんは「子供のころ、詩は私にとっての居場所だった。賞を頂き感慨深い」と喜びを語った。

 野崎さんは記者会見で「大人が思うような良い子になれず、脂汗がにじむような不安、劣等感をずっと抱いていた。自分の名前の由来になった有明海がある長崎を舞台に、そうした思いを作品に込めた」と話した。