水俣病シンポ「医療福祉充実を」 5月1日で公式確認61年

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 熊本県水俣市で開かれた水俣病被害者・支援者連絡会のシンポジウム=30日午後

 水俣病の公式確認から5月1日で61年になるのを前に、患者・被害者団体の連絡組織「水俣病被害者・支援者連絡会」は30日、熊本県水俣市で医療と介護の課題を考えるシンポジウムを開いた。患者や家族ら約150人が参加、高齢化や体調悪化による不安を訴え、医療・福祉の充実を求めた。1日は同市で水俣病犠牲者慰霊式が営まれる。

 シンポで発言した胎児性水俣病の坂本しのぶさん(60)は、数年前から、他者の援助なしでは歩くことが難しくなった。ヘルパーや訪問看護を利用しながら、92歳の母親らと自宅で暮らしているといい「歩けなくなり、先のことを考えると不安だ」と話した。