水俣病61年、犠牲者に祈り 進む高齢化、解決遠く

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 水俣病犠牲者慰霊式で、患者・遺族を代表して「祈りの言葉」を朗読した胎児性患者の滝下昌文さん(右)=1日午後、熊本県水俣市

 四大公害病の水俣病の公式確認から61年を迎えた1日、熊本県水俣市で犠牲者慰霊式が営まれ、患者や遺族ら約700人が祈りをささげた。今なお熊本、鹿児島両県で約2千人が患者認定を申請中で、認定や賠償を求めた訴訟も続く。患者らの高齢化が進む中、全面解決への道のりは長い。

 式は市や患者団体の主催。胎児性患者の滝下昌文さん(60)は、患者・遺族を代表して「祈りの言葉」を朗読し「過去は変えられない。精いっぱい生きることが、未来に向かって生きる誰かの心の支えになれば」と述べた。

 参列した山本公一環境相は「水俣病の拡大を防げなかったことを、改めておわびする」と謝罪した。