アジアの貧困削減への対応が重要 日銀総裁が講演

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 講演する日銀の黒田総裁=2日午前、横浜市

 日銀の黒田東彦総裁は2日、横浜市内でアジア経済をテーマに講演した。アジアは経済成長を遂げたにもかかわらず貧困が残っているとして、家計や企業が金融サービスを効率的に利用できる環境を整えることが貧困削減策として重要になると強調した。

 黒田氏はアジア経済について、先進国企業の進出や巨大な多国籍企業の出現に伴って成長率を高めたと指摘。過去50年の間に1人当たり国内総生産(GDP)が大幅に増えたが「今なお貧困が残っている」と訴えた。

 貧困の悪循環を止めるには、教育や雇用の機会を与えるとともに、預金口座の開設など金融サービスを利用できることが重要だと説明した。