多度大社の「上げ馬神事」始まる 人馬駆け豊凶占う、三重

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 多度大社の「上げ馬神事」で土壁を駆け上がり、勢い余ってつんのめる馬と放り出された騎手=4日午後、三重県桑名市

 三重県桑名市の多度大社で4日、若者が乗った馬が約2メートルの土壁を駆け上がり、登り切った回数で農作物の豊凶や景気などを占う「上げ馬神事」が始まった。陣がさをかぶった裃姿の15~24歳の騎手6人が勇敢に坂を駆け上がり、今年は4回、上げ馬に成功した。

 馬が走りだすと、集まった10万人(多度大社発表)から一斉に歓声が上がり、中には「行けー」と叫ぶ参拝客もいた。小学校5年生阿部隼都君(10)は「馬の足が速かった」と目を輝かせた。1回上げ馬に成功した北猪飼地区の騎手で会社員伊藤早汰さん(24)は「興奮しました」と笑顔で話した。