皇后さまが「山つけ」 明治から続く養蚕作業

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 天蚕と呼ばれる野生種のカイコの卵を、餌となるクヌギの枝につける「山つけ」の作業をされる皇后さま=8日午後4時ごろ、皇居内の紅葉山御養蚕所(宮内庁提供)

 皇后さまは8日、皇居内にある紅葉山御養蚕所で「天蚕」と呼ばれる野生種のカイコの卵を、餌となるクヌギの枝につける「山つけ」の作業をされた。

 皇后さまは、クヌギを網で囲んだ養蚕施設「野蚕室」で、卵を25個ずつ貼り付けた短冊状の和紙13枚を枝に巻き付けてホチキスで留め、クヌギの生育状況について「どうですか」などと担当職員に尋ねていた。天蚕は2、3日でふ化し、約2カ月かけて繭を作る。

 皇居での養蚕作業は、明治時代から代々の皇后が受け継いできた。皇后さまは2日に紅葉山御養蚕所で「御養蚕始の儀」に臨み、今年の養蚕作業に入った。