犠牲者特定難しく、北九州 身分証提示せず契約簡易

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 北九州市小倉北区のアパートの焼け跡に置かれた花束=10日午後

 北九州市小倉北区のアパートが全焼し、6人が死亡した火災で、不動産業者が一部居住者と交わしていた賃貸借契約書が簡易な形式で、保証人や身分証の提示を求められなかったとみられることが10日、分かった。6人の身元特定が進まない要因の一つになっている。

 捜査関係者らによると、契約関連の書類は氏名、年齢、電話番号などを記入する程度だった。国土交通省作成の賃貸借契約書のひな型では、借り主の勤務先や親戚の住所といった緊急時の連絡先記入を標準的とし、銀行口座の情報も盛り込まれている。

 元居住者は「身分証などの提示を求められなかった」と話している。