中国四川大地震から9年 「忘れることできない」

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 「地震遺跡」を見渡す丘の上で線香を上げる謝成剛さん(手前)=12日、中国四川省綿陽市北川県曲山鎮(共同)

 【曲山共同】8万7千人超の死者・行方不明者を出した中国・四川大地震から9年となった12日、甚大な被害を受けた四川省綿陽市北川県曲山鎮に遺族らが慰霊に訪れた。死者を弔う爆竹を鳴らす音が響く中「ひとときも忘れることができない」と語る遺族。愛する家族らを失った悲しみは今も深い。

 北川県では約1万5600人が死亡した。中心部の曲山鎮では倒壊した学校や行政庁舎など中心部を「地震遺跡」として当時のまま保存している。発生時刻の午後2時28分に、共同墓地の石碑に遺族らが献花した。

 9歳だった次男を亡くしたトウ雪梅さん(49)は、倒壊した小学校に向かって手を合わせた。