文枝さん「鳴門と第9」落語披露 アジア初演奏の地で

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 創作落語「鳴門第九物語」を披露する桂文枝さん=14日午後、徳島県鳴門市

 第1次世界大戦中にドイツ兵捕虜がオーケストラを結成、ベートーベンの「交響曲第9番」をアジアで初めて演奏したとされる「板東俘虜収容所」があった徳島県鳴門市で14日、落語家の桂文枝さんが「鳴門第九物語」と題した創作落語を披露した。

 自身も捕虜で、通訳の役割を担っていたドイツ人が、所長らとの会話を通じて日本の文化や言葉を学んでいく内容。阿波弁も織り交ぜられ、約1200人が詰め掛けた会場は、何度も笑いと拍手に包まれた。

 同収容所では1918年6月にオーケストラが第9を演奏した。公演後、文枝さんは「日本とドイツの海を越えた触れ合いを出せればいいと思った」と語った。