製鉄所の酸化鉄、温暖化の一因 中国からの大気分析で判明

  このエントリーをはてなブックマークに追加 
 東シナ海の上空で採取した酸化鉄の微粒子(気象庁気象研究所提供)

 製鉄所の高炉などから大気中に放出されたとみられる黒い酸化鉄の微粒子に、地球温暖化を引き起こす効果があることを航空機の観測で確かめたと、東京大や気象庁気象研究所のチームが16日、発表した。

 東シナ海の上空で中国沿岸部から流れてきた大気の成分を採取し分析。酸化鉄は鉄と酸素が高温で反応してでき、製鉄所のほか自動車のエンジンからも発生する。東京で観測されたこともある。

 二酸化炭素(CO2)などに比べると実際の温暖化影響はわずかとみられるが、山の雪に付着して解けるのを速めるなど局所的な影響が懸念される。