皇后さま、蚕を網に移す 伝統行事「上蔟」

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 皇居内の紅葉山御養蚕所で「上蔟」の作業をされる皇后さま=24日午前(宮内庁提供)

 皇后さまは24日午前、皇居内の紅葉山御養蚕所で、わらを編んで作った網「蔟」に成長した蚕を移して繭作りを促す「上蔟」と呼ばれる作業に取り組まれた。

 皇后さまは、蚕を手ですくい、編み目に入れた。担当者に「アリの害や、病気は大丈夫でしたか?」と声を掛けた。自作したわら製の蔟のほか、木製の「回転蔟」などにも蚕を移した。

 皇居での養蚕作業は、明治時代から歴代皇后が受け継いできた伝統行事。皇后さまは2日の「御養蚕始の儀」以降、蚕の卵を枝に付ける「山つけ」や、餌を与える「給桑」などを行った。

 紅葉山御養蚕所では現在、約13万匹を飼育している。