原爆死没者名簿を風通し、長崎 17万2千人分

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 原爆死没者名簿の「風通し」をする長崎市の職員=25日午前、国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館

 長崎市は25日、国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館で、原爆死没者17万2269人分の名簿を外気にさらす風通しをした。8月9日の平和祈念式典で奉納する名簿に傷みがないかを確認するため、毎年梅雨入り前に行っている。

 柔らかな日の光が窓から差す中、原爆投下時刻の午前11時2分、市と祈念館の職員ら十数人は白い手袋を着けて黙とう。その後、名簿を1枚ずつ丁寧にめくり続けた。

 市によると、名簿は計175冊。広島で被爆したが「当時の居住地は長崎」などの理由で長崎での奉納を希望した39人分を記した1冊と、身元不明死没者を弔うために設けたあらゆる項目が白紙の1冊を含む。