規制委の体制を疑問視 近畿大所長、研究炉審査で

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 近畿大原子力研究所(大阪府東大阪市)の伊藤哲夫所長は29日、文部科学省の作業部会で原子力規制委員会の研究炉の審査体制を疑問視した。「個々の研究炉の特徴を踏まえた審査ではない。(出力が低い研究用原子炉の)審査にこれだけの時間をかける必要があったのか疑問だ」と話した。

 近畿大の原子炉(出力1ワット)は4月に約3年ぶりに運転を再開。東京電力福島第1原発事故を踏まえて策定された新規制基準に適合しているかどうかの審査を申請してから、運転再開まで約2年半を要した。伊藤所長は研究炉の長期停止により、原子力の研究教育への影響を懸念した。