イノシシわなから逃がす? 福島、原発避難の町で続発

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 福島県浪江町で、仕掛けたわなを見回る捕獲隊のメンバー=4月

 東京電力福島第1原発事故の避難指示が3月末に一部解除された福島県浪江町で、民家や畑を荒らすイノシシなどを捕獲するために仕掛けたわなが、何者かに外される被害が相次いでいる。2016年度には3件発生。故意に逃がしたとみられ、町の担当者は「興奮した動物が市街地に迷い込めば、帰還した住民を襲う恐れもある」と警戒、県警にも相談している。

 原発事故で住民が避難した地域では、イノシシなどの野生動物が活動範囲を人の生活圏に広げ、被害が後を絶たない。浪江町は地元猟友会の協力を得て捕獲隊を結成し、16年度はイノシシ659頭、外来種のアライグマ95頭を捕獲した。