戦争やピカソの写真 ライフで活躍のダンカン展

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 米戦艦ミズーリで日本が降伏文書に調印した様子を撮影した写真(撮影デビッド・ダグラス・ダンカンさん)

 米ライフ誌を中心に活躍したフォトジャーナリスト、デビッド・ダグラス・ダンカンさんの足跡をたどる写真展「世紀の記憶 デビッド・ダグラス・ダンカン」がニコンミュージアム(東京都港区)で、7月4日から9月30日まで開かれる。ニコン創立100周年記念企画展の第3弾。

 101歳のダンカンさんは、太平洋戦争や米戦艦ミズーリで日本が降伏文書に調印した様子などを報道した。

 写真展では、朝鮮戦争やベトナム戦争などの報道写真15点のほか、芸術家パブロ・ピカソの私生活に迫った9点を展示。テキサス大ハリーランソンセンターが所蔵する写真をスキャンし、新たにプリントした計24点だ。

 朝鮮戦争取材時に撮影した「Give Me Tomorrow(明日が欲しい)」というタイトルの写真の説明をダンカンさんはこう書いている。「夜明け間近、一人の海兵隊員が缶の中の凍った豆を食べようとしていた。私が『もし願いがかなうなら何が欲しいか』と尋ねると、動くこともなくうつろな目でこう言った。『明日が欲しい』」

 このほか、ダンカンさんのインタビュー映像や、ダンカンさんが使用したカメラやレンズの同型機を見ることもできる。

 ダンカンさんは、朝鮮戦争の前線の状況をニコン製レンズで撮影し、ライフ誌に発表。日本の光学機器が、世界に知られるきっかけの一つになった。

 日曜祝日と7月16~23日、8月11~15日は休館。入場無料。