袴田さん再審根拠の鑑定手法否定 即時抗告審で大学教授

  このエントリーをはてなブックマークに追加 

 静岡地裁の再審開始決定で釈放された袴田巌さん(81)の即時抗告審で、東京高裁から委託を受け、地裁決定の根拠となった弁護側DNA型鑑定が再現可能かを検証していた大阪医科大の鈴木広一教授が手法の有効性を否定する最終報告書をまとめ、高裁に提出したことが6日、分かった。

 弁護側鑑定は、筑波大の本田克也教授が実施。確定判決が犯人の着衣と認定した5点の衣類に付着した血痕のDNA型が「袴田さんと一致しない」と結論付けていた。

 これに対し、鈴木教授は、弁護側鑑定が血液細胞を集めるために用いた試薬にはDNAを分解する酵素が含まれており、「検査使用は禁忌だ」と指摘した。