政府、人材投資へ歳出拡大 財政黒字目標は形骸化

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 臨時閣議に臨む(左から)石原経済再生相、安倍首相、麻生財務相=9日午後、首相官邸

 政府は9日の臨時閣議で、経済財政運営の指針「骨太方針」と成長戦略「未来投資戦略」を決定した。人材投資を新たな看板とし、教育無償化や待機児童対策など一段の歳出拡大につながる施策を並べた。財源議論は年末に先送りした。達成困難となっている基礎的財政収支の黒字化目標は形骸化が著しく、2018年度に予定する中間検証をにらんだ見直し議論が今後進む見通しだ。

 2日に示した方針案からは薬価引き下げの一部表現が自民党などの反対で削られ、歳出抑制の要となる社会保障改革の難しさが浮き彫りになった。「キッズウイーク」については「対応を検討する」との文言が追加された。