震災津波、大槌町の生態系に影響 川と海のイトヨ交雑、岩手

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 東日本大震災の津波により、岩手県大槌町で川と海に分かれて生息していた別種の「イトヨ」が交じり合い、交雑種が誕生していたことが分かった。調査した岐阜経済大の森誠一教授(淡水生態学)は「津波が生態系に与えてきた影響を知る手掛かりになる」と話す。

 イトヨは体長5センチ前後でトゲウオ科の魚。福井県大野市では、生息地が国の天然記念物に指定されている。大槌町には川に住む淡水型と、普段は海で暮らし、産卵のために川をさかのぼる遡河型の両方がいる。

 イトヨの交雑例はカナダなどで報告されているものの、津波が要因だと明らかになったのは初めてとみられる。