盗掘の遺物が故郷イラクへ 大英博物館調査で特定

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 イラク側に引き渡された約5千年前の円すい状の遺物。くさび形文字が刻まれている(大英博物館提供・共同)

 【ロンドン共同】密売品の可能性があるとして15年前にロンドン警視庁が押収した文化財8点が、大英博物館の調査によりイラク南部テルローの遺跡で盗掘された約5千年前の遺物と特定され、近くイラクに戻ることになった。同博物館が10日、英国のイラク大使館に遺物を引き渡したと発表した。

 8点は粘土製の円すい状のものや印章、動物形の魔よけのペンダントなど。ロンドンの古物商が必要な証明書を持っていなかったため、2003年5月に警察が押収。

 うち3点には、古代シュメール時代のくさび形文字が刻まれており、解読の結果、テルローにあったエニンヌ神殿のものと分かった。