がん患者移住の可能性探るシンポ 鹿児島・徳之島で

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 鹿児島・徳之島の伊仙町で開かれたシンポジウム=10日午後

 鹿児島・徳之島の伊仙町で10日、がん患者の緩和ケアに取り組む順天堂大医学部の樋野興夫教授らが参加するシンポジウムが開かれ、患者らが離島に移り住み、心身の回復を図る医療の可能性などについて議論した。町も島内の医療機関と連携し、受け入れ態勢を整える構えだ。

 患者と会話を重ねて不安を和らげるなどの緩和ケア活動を続ける樋野教授は、都市部で治療を継続することは患者にとって負担が大きく、疲弊していると指摘。自然豊かで、地域のつながりが感じられ心身を癒やせる環境が重要だとし「患者が本来持つ個性を引き出せる場所にしてほしい」と呼び掛けた。