読者は3人目のゆでたまご 歌舞伎町にキン肉マン酒場

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 イベントに登場した天木じゅん(左)と「ゆでたまご」の嶋田隆司さん=4日、東京都内

 来年40周年を迎える人気漫画「キン肉マン」を特集した「キン肉マン酒場」の営業が東京・歌舞伎町で始まり、2人組漫画家「ゆでたまご」の原作担当嶋田隆司さんと、初代編集者の中野和雄さんが創作秘話を語った。

 読者から募集した「超人」たちが、続々と登場するのも人気の秘密。嶋田さんは「これだけ読者と一緒に作っている漫画はないと自負している。読者は"3人目のゆでたまご"です」とあいさつした。

 中野さんは、作中に登場する「アデランスの中野さん」のモデルとしてもおなじみ。「嶋田さんと共通の趣味が格闘技。当時の米国プロレス界をヒントに、キン肉マンが米国に遠征して3団体の抗争に巻き込まれる話を始めたら、急に人気がなくなった」と明かす。

 嶋田さんも「少年ジャンプの漫画家全員で正月号の表紙写真を撮るんですけど、中野さんから『来年は君たち、この中にいないよ』と言われたほど」と苦笑する。

 嶋田さんらは、失敗を糧にビッグヒットへつなげていく。「アメリカ編は、団体統一という戦う理由が大人過ぎて、読者が感情移入できなかった。誰のために戦うのかが、大事なテーマだと気付いた」と解説する。

 「よし、ミート君を7等分にしちゃえ」。作品のマスコット的存在だったミート君の体を敵から取り戻す、画期的なアイデアが生まれた。

 衝撃的なシーンで始まる「7人の悪魔超人編」でキン肉マンの人気は沸騰した。嶋田さんは「アンケートの結果もすごくて、勝ったなと思いました」と振り返った。

 来年1月29日までの期間限定営業。イベントには、グラビアアイドルの天木じゅんも出席した。