費用膨張でトルコ原発計画断念へ 政府と三菱重工、戦略見直しへ

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 トルコで建設が計画されていた新型原子炉のイメージ図(三菱重工業提供)

 日本政府と三菱重工業が、トルコで進めてきた原発建設計画を断念する方向で検討に入ったことが6日、分かった。安全対策コストがかさんで建設費がトルコ側の受け入れ困難な規模に膨張し、収益性が見込めない懸念が強まっているためだ。安倍政権は原発輸出を官民挙げて推進してきたが、重要案件が頓挫する見通しとなり、戦略は大幅な見直しを迫られる。

 トルコのエルドアン大統領は計画実現に意欲を見せているが、事業費の大幅増加を受け入れるかは不透明で、合意できる可能性は低そうだ。

 トルコで建設が計画されたのは「シノップ原発」。2013年に両国間で基本合意した。