マレー系の優遇廃止懸念で大集会 人種差別撤廃条約の批准に反対

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 大規模集会で、国連の人種差別撤廃条約の批准に反対する参加者=8日、クアラルンプール(共同)

 【クアラルンプール共同】多民族国家マレーシアの首都クアラルンプールで8日、国連の人種差別撤廃条約の批准に反対する大規模な集会が開かれ、地元警察によると推定5万5千人が参加した。多数派のマレー系国民を進学や就職などで優遇する「ブミプトラ(土地の子)政策」の廃止につながるとの懸念が広がったことが背景にある。

 マハティール政権は人種差別撤廃条約を批准する方針だったが、マレー系からの強い反発を受け、11月23日に見送りを発表した。しかし5月の総選挙で野党に転落した統一マレー国民組織(UMNO)などが、国民の支持を取り戻す好機として集会を開いた。