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プロと原町高生がコラボ 被災地の写真や自画像展示

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プロと原町高生がコラボ 被災地の写真や自画像展示

原町高の生徒たちが描いた自画像と大森さん

 大震災後に県内の被災地を巡った写真家の作品と、旧緊急時避難準備区域内にあった原町高の生徒たちのデッサンの共同作品展「すべては初めて起こる 南相馬」が21、22の両日、南相馬市原町区の野馬追通り銘醸館で開かれた。震災や原発事故とは一見無関係な写真などから、自然と立ち上る被災地の生々しい実感が、来場者の目を引きつけていた。

 展示されているのは、写真家大森克己さん(48)=千葉県浦安市=のカラー写真17点と、高校生の自画像76点。

 原町高の生徒の作品は昨年度美術科を選択した1、2年生が、避難先のサテライト校で描いた。どの作品もまなざしの強さが印象的。

 指導した朝倉裕一朗教諭の解説によると、過酷な状況に置かれた自分を見つめ直し「避けては通れない壁」を克服するチャンスとして取り組んだという。

 大森さんは「原発事故後、福島の姿を撮影したいという思いから各地をたどった。自分の作品も、高校生たちの自画像も、(ごく一般的な題材が描かれながら)目に見えない何かがにじみ出てきているように思える」と話していた。