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銀座に咲く"花がれき" 保原高、2月5日から作品展

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銀座に咲く

がれきに花の絵を描いた「花がれき」。生徒たちは作品展の準備を進める

 高校生の美術を通した被災者支援活動が、憧れの東京・銀座での作品展開催を実現させた。伊達市の保原高美術部員らが東日本大震災で損壊した校舎のがれきに花の絵を描き、被災者に復興への希望や元気を届ける「がれきに花を咲かせようプロジェクト」の銀座展が2月5日から始まる。部員らは「たくさんの人に見てもらい、何か感じてもらえたら」と期待を込めながら準備を進める。

 被災者に元気になってもらおうと、同校生が思いを込めて校舎のがれきに花の絵を描いた"花がれき"。活動は花がれきの制作にとどまらず、仮設住宅の入居者に花がれきの写真にメッセージを添えた壁掛けを贈ったり、仮設住宅に壁画を制作するなど、活動の幅を広げてきた。活動に共感した多くの団体の支援で作品展が実現した。部長の斎藤華奈恵さん(2年)は「ここまでプロジェクトが大きくなるとは」と驚き、支援に感謝する。

 銀座展は同校初の県外での単独作品展。銀座アートホールで10日まで開かれる。数百個の花がれきや壁掛けを展示するほか、写真や映像、新聞記事などでプロジェクトの取り組みを紹介する。来場者に向けたビデオレターも作成中だ。

 放射線の影響を心配する来場者のために、がれきの放射線量を一つずつ測定している。顧問の番匠あつみ教諭(40)は「生徒がみんな、放射線の影響下で取り組んでいる現実を知ってもらいたい。理解してもらえる方に見ていただければ」と話す。斎藤さんは「私たちも被災者だが、もっと大変な立場の人がいる。互いに助け合っていけたら」と活動への思いを語った。