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 11年1月4日から14日まで10回にわたり紙面掲載しました。第2部は後日掲載予定です。ホームページでは第1回分をサンプルとしてご紹介します。続きは福島民友新聞をご購読ください。
新学習指導要領で追加される学習内容を学ぶ子どもたち。4月の全面実施に向け、県内の学校でも先行実施が始まっている=福島一小
増える授業時間/児童への配慮 より必要

 冬休みを目前に控えた昨年12月の福島一小(福島市)。6年生の算数の授業では、担任の菅野望教諭(30)が、黒板に三角形と台形を組み合わせたヨットの図が描かれた5枚の紙を張り、児童に尋ねた。

 「コピー機を使っていろいろな大きさに印刷しました。形が同じものは、アからオの5枚のうちどれとどれ。形が同じってどういうことかな」。児童たちはグループに分かれて相談した後、「縦と横のますの数は、アの図形は縦も横も8。エの図形は縦も横も16。1対2の比になっているので、同じ図形です」と元気よく答えた。

 この日の授業のテーマは「図形の縮図や拡大図」。大幅に学習内容を削減したことから「ゆとり教育」の本格的な始まりといわれた1998(平成10)年度の学習指導要領改定で、中学校の学習内容に移行、今春から小学校で全面実施となる新しい学習指導要領では、再び小学校に戻る内容だ。

 新学習指導要領は2012年度から中学校でも実施される。県内の小、中学校では、09年度から新学習指導要領への移行期間が始まっており、各学校には従来の教科書の他、新たに追加される学習内容をまとめた教科書が配布された。福島一小の6年生の児童も「反比例」「角柱、円柱の体積の求め方」など、新たな学習内容の教科書を持っている。児童たちは忘れ物をしないよう一つの教科で2冊の教科書を持ち歩いており、ランドセルは少し重くなったようだ。

 追加部分は子どもたちが内容をよく理解できるように、関連する現行の学習内容の後に組み込まれている。菅野教諭は「一時限をしっかりと教えるということは今までと同じ。不安はないが、履修漏れがあってはならない」とカリキュラムの確認に余念がない。

 小学校の新学習指導要領では、学力の低下を招いたと批判された「ゆとり教育」から一転、算数や理科を中心に学習内容が大幅に増える。1週当たりの授業時間は1、2年生で2時間、3〜6年生で1時間増加する。狙いは、基礎的・基本的な知識や技能の習得と、思考力や判断力、表現力の育成。県小学校長会長を務める同校の平田州一校長(60)は「新要領の良さはある。ただ、授業時間の増加や学習内容の増加による反作用も懸念されるのが事実」と、より一層の子どもへの配慮の必要性を感じている。

 4月の全面実施に向け、児童と関わる時間をどう確保していくか、後れを取る児童への対応をどのように行っていくかが今、小学校の教育現場で大きな課題になっている。
 

マスコットのキティちゃん
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