新聞記事活用へ意見交換し閉幕/NIE全国大会

 

 教育現場での新聞活用について考える、日本新聞教育文化財団主催の第14回NIE全国大会は31日、長野市内の小中学校などを会場に小、中学校、高校の各分科会を開き、閉幕した。

 本県のNIE実践指定校の教諭らが、新聞記事を活用して、考える力や表現力を高めること、地域や社会とのつながりを見つめ直すことなどをテーマとした公開授業や実践報告に参加。

 高校分科会、特別分科会の閉会式では、山口百希朝日新聞社NIE事務局長が「実践報告を聞くと、新聞を作る側からは想像のつかない活用の仕方がある。意見を交換し合い、ますますNIEを発展させたい」と、大会を締めくくった。

 参加した只見高の佐藤紗和子教諭は「大会を通してこれから活動していけそうだと感じた。参加して良かった」と話した。

 福島民友新聞社からは県NIE推進協議会事務局長の菅野厚販売局次長らが出席した。来年の全国大会は熊本県で開かれる。