新聞の意義 製作学ぶ/福島東稜高にNIE記者派遣

 
新聞の意義 製作学ぶ/福島東稜高にNIE記者派遣

新聞の意義や記事の書き方を学ぶ生徒ら

 県NIE推進協議会は17日、教育現場で新聞を活用するNIEの本年度実践指定校となっている福島市の福島東稜高で記者派遣事業を行った。

 福田哲也読売新聞福島支局長が講師を務め、現代文の授業の中で新聞を製作している同高3年3、4組の生徒60人が新聞の意義や読み方、記事の書き方などを学んだ。

 福田支局長は、新聞とインターネットなど他メディアのニュースを比較し「新聞には、テレビやインターネットのニュースでは知ることができない細かい部分まで載っている。事実を伝えるとともに、解説機能も果たす」などと、新聞の特徴を説明した。

 取材をする際の注意点として、「一番大事なことは聞く力。事前に質問や答えのイメージトレーニングをし、実際に取材するときには自分のイメージと違うことを探してほしい。そこにニュースがある」とし、記事を書く場合は「具体的に分かりやすく、情景が目に浮かぶようなエピソードを盛り込むとよい」などと話した。

 記者派遣事業は、福島民友新聞社など同協議会加盟8社が輪番制で行っている。