新聞読み、書く力養う 社会人としての活用法を紹介

 
渡辺事務局長(右)の講話を聞く新入社員ら

 ブライダル事業などを手掛けるウェディングエルティ(福島市)は19日、同社で新入社員らを対象にした研修会を開いた。福島民友新聞社の「新聞ふれあい講座まなぶん事務局」の渡辺順事務局長が講師を務め、社会人としての新聞活用テクニックを伝授した。

 ウェディングエルティは社員に接客以外の知識も身に付けてもらおうと、新聞を活用した研修を初めて取り入れ、春に入社した社員と各課の代表約20人が参加した。渡辺事務局長は19日の朝刊を教材に、新聞を読むこつや記事の書き方を解説。「新聞記事はニュースがすぐに分かるよう結論を先に書いている。新聞を読むことで書く力を養うことができる」と紹介した。

 また「選挙で投票に行かない社員がいるのは企業としてイメージダウン」と指摘。クイズ形式で選挙制度について説明しながら参加するよう呼び掛けた。

 ビジネスへの活用推進

 福島民友新聞社は企業や団体と連携し、社員教育や人材育成に新聞を活用するNIB(Newspaper in Business=ビジネスに新聞を)活動を積極的に推進しています。この中では、本紙記者らが訪れて時事問題をはじめ新聞の読み解き方、社会人としての新聞活用法などを解説する「新聞ふれあい講座 まなぶん」を開講。さらに本紙を1カ月以上購読してもらい、知識が一層身に付くようフォローアップ指導も繰り広げます。

 申し込みは随時受け付けています。講座は無料。内容、時間は要望に応じます。新聞は購読しやすいよう大量一括購入価格で提供、5部以上で1カ月以上の定期購読が条件です。申し込み、問い合わせは福島民友新聞社販売局「まなぶん事務局」(電話024・523・1462、平日午前10時~午後5時)へ。