自分だけの新聞完成 夏休み親子教室
興味ある記事スクラップ
福島民友新聞社は29日、福島市の本社で「夏休み親子新聞教室」を開き、児童が「自分だけの新聞」づくりに挑んだ。
教育に新聞を活用するNIEの企画デザイナーとして全国で活躍している鹿野川喜代美さん(東京)を講師に迎え、「世界にひとつ わたしだけの新聞」と題して開催した。県内の22組の親子が参加した。
鹿野川さんは中学校の国語教諭を長く務め、退職後は読売新聞東京本社でNIE企画を担うなど約45年にわたってNIEを実践してきた。親子教室ではその経験から、新聞の記事を切り抜いて感想を書くスクラップを続けることで成績が上がった子どもたちの例を紹介。また「フェイクニュース(偽記事)がまん延する中、(そのニュースが)うそか本当かを考える力を付けることが必要。『なぜそんなことが起こるのか』という理由が詳しく書いてある新聞をしっかり読めるようになることが大切だ」と、新聞を読む意味を説明した。
この後、参加者が新聞づくりに挑戦。29日の福島民友新聞と別冊の「ジュニア情報局」から、興味のある記事や写真を切り抜き、紙に貼ってメッセージを書き込んだ。希少な植物や危険な生物を紹介したり、スポーツで頑張っている子どもたちの記事を集め「あきらめない人たち」と題を付けたりと、それぞれの個性が光る新聞が出来上がった。
夏の福島の魅力を伝えようと、特産品のモモやトマト、花などに関する記事をうまくまとめた高橋寧(ねい)さん(白河二小6年)は「短い言葉でぱっと目を引いて、読んでもらえるようなメッセージを考えるのが難しかった」と話していた。
◆次回は19日、中学生募集
福島民友新聞社は8月19日に開催する「第2回夏休み親子新聞教室」について、中学生とその保護者10組を追加募集します。小学生は定員に達したため募集はありません。
第2回も鹿野川喜代美さん(東京)を講師に招き、「世界にひとつ わたしだけの新聞」と題してスクラップ作品を作ります。
先生の見学も歓迎
学校現場のNIE活動推進のため、第2回教室では教育委員や教師らの見学も歓迎します。希望者は同事務局まで連絡ください。
日 時 | 8月19日(土)午後1時30分~同4時 |
場 所 | 福島民友新聞社本社5階ホール(福島市柳町4の29) |
募 集 | 中学生と保護者10組(原則一組3人まで) |
参加費 | 無料 |
申し込み・問い合わせ | 住所、参加者全員の氏名、学年を書いてファクス、もしくは電話で福島民友新聞社販売局「教育プロジェクトまなぶん」事務局(電話024・523・1472、ファクス024・523・1686)へ。定員になり次第締め切ります。 |
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