名古屋でNIE全国大会 新聞で「世界をひらく」、多彩な実践例を紹介

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吉田さん、天野さんと子どもたちが新聞について語った座談会

 教育に新聞を活用する取り組みについて情報交換する第22回NIE(教育に新聞を)全国大会は3日、名古屋市で開幕した。「新聞を開く 世界をひらく」を大会スローガンに、全国の教育、新聞関係者ら約2300人が2日間にわたって多彩な実践例を紹介し合う。日本新聞協会の主催。
 冒頭を飾ったのはノーベル物理学賞を受けた名古屋大の天野浩教授で、受賞理由となった青色発光ダイオードの研究成果を基に「世界を照らすLED―未来を照らすことの大切さ」と題して記念講演した。

 天野教授は、実験が1500回以上に及んでも「自分で考え、装置を作り、成功すれば世の中が絶対に変わるという気持ちで熱中した」と紹介。自身と新聞との関わりを交えながら「新聞は研究者の羅針盤、新聞記事は世界を映す鏡。未来の世界は自分たちでつくるという気持ちで、より良く使えば明るい未来が待っている」と若者にメッセージを送った。

 続いて女子レスリング五輪メダリストの吉田沙保里さんや、新聞が大好きという地元小学生、高校生の代表らを加えて座談会が開かれ、子どもたちから記者顔負けの質問を受ける形で進められた。世界に通用する人になる方法を問われた吉田さんは「世界一の練習をすること」、天野さんは「心の元気を持ち続けること」と回答した。

 また、新聞はネット時代にどう対応すべきか、ジャーナリストが活躍できる社会をどう維持するかなどを問題提起して2日目につないだ。