郡山で活用シンポジウム(下) 難波宏彰氏が実践報告

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新聞コラムの学習成果を報告する難波氏

 コラム学習で判断・分析力

 「教育に新聞を(ニュースペーパー・イン・エデュケーション=NIE)」運動に取り組む県NIE推進協議会が7月15日、郡山市で開いたシンポジウムでは、NIEを積極的に実践している金谷川小(福島市)の相沢聡子教諭と、郡山女子大付高の難波宏彰教務部長から実践例の発表があり、新聞活用時間の設定や「コラム学習」などの取り組みが紹介された。

 新聞のコラムを活用した「コラム学習」を2011(平成23)年度から実施している。東日本大震災直後に情報が錯綜(さくそう)する中、冷静に状況を把握し、生徒の心のケアを図るとともに、客観的に状況判断し、分析する力を身に付けさせたいという思いで始めた。

 初めは生徒がコラムを黙読し、自分の思いを2~3行で書くという手法をとった。読んで書くことへの抵抗がなくなったほか、思いを文章にして表現することで気持ちの整理にもなった。

 翌年からは200字の原稿用紙に書く形式に変えた。継続していくと、短い時間で論点の定まった文章を書けるようになった。4年間取り組む中で、コラム学習は年間15~20回程度が適切かと思う。

 NIEを通じ、社会に対する公正な視点や、それを土台として自らの考えを構築する力を育てる。自らの考えに固執することなく、他の意見にも耳を傾ける力も付け、さらに自分の考えに基づいた意見を堂々と発信するスキルを養っていく。