世界に一つの新聞作り、記事など切り貼り 郡山で「親子新聞教室」
福島民友新聞社は28日、郡山女子大付高で「夏休み親子新聞教室」を開き、子どもたちが保護者と一緒に興味のある記事や写真を切り貼りして世界に一つだけのスクラップ作品を作った。
教育に新聞を活用するNIEの企画デザイナーとして全国で活躍する鹿野川喜代美さん(東京都)が講師を務め、県内から15組の親子が参加した。
子どもたちは福島民友新聞と別刷りの「ジュニア情報局」を見ながら、福島のモモや猛暑、スポーツなどに関する記事や写真、4こま漫画などを切り抜き、紙に貼って作品を制作した。鹿野川さんから「読みたくなるような大きな見出しを付けることがポイント」と助言を受け、「あつい夏」や「地球のニュース」などの見出しを書き、完成させた。
鹿野川さんは「インターネットが普及し、うその情報もたくさん流れる時代になった。新聞を読み、考えて情報を選び、自分の意見を持つことが大切」と強調。「スポーツや食品、外国などテーマを持って新聞を読むと勉強になるし楽しく読める」と、新聞の活用事例を紹介した。NIEを実践している郡山女子大付高の難波宏彰教諭が「新聞の読み比べにも挑戦し、深い学びにしてほしい」と話した。
活躍しているスポーツ選手についてまとめた郡山市の児童は「読むことは正直苦手だったが、新聞を見ていたら新たな発見もあり楽しかった」と感想を語った。
郡山女子大付高の生徒らも作品作りに取り組んだ。
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